自分は借金を抱えていなくても、自分の身近に借金で困っている人がいた時、あなたはどうしますか。それがあなたの夫・妻、恋人、子供、親、親戚の場合、あなたならどうするでしょうか。
借金困っているので、借金している額にもよりますが、何かしてあげる=借金を代わりに返済してあげようと考えるのではないでしょうか。家族間で借金をするのだから、無駄な利息もなく安心。これで借金からは開放されて家族が円満になる。そう考える方も多いのではないでしょうか。
しかし現実はそうは甘くありません。借金は借りた本人が必ず返さなければいけないのです。代わりの人が返済してしまうと、その分借りた本人に借金をした重みが分かりません。
また返済を滞りなく行ったことで、金融業者から優良な客として判断される上、以前貸した額を完済したことで、それ以上の貸付を行ってきます。またそれに手を出してしまうというわけです。こういった流れが2・3回続けばどうなるかご想像がつきますね。
借金を肩代わりした家族もお金がつき、もともと借金をした者は、毎回借入れをした額が増えるので、完済することもできず、家族も手助けできず、借金地獄になるという訳です。
以上にように、例え家族だからと言って簡単に借金を肩代わりしてはいけません。借金は必ず借りた本人が返さなければ、何の意味もないのです。自分が愛する家族であっても、借金だけは助けてはいけません。もし本当に返済ができないのであれば、自己破産の道もあります。
自己破産を行えば、借入れはほとんど無理になります。その期間にしっかりと頭を冷やさせましょう。そのためにも、もし、本当にお困りの方がいれば、家族がどうこうするのではなく、専門家にお願いすることをおすすめします。
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